総合人材サービス・人材派遣業の株式会社フルキャストが、3日に厚生労働省から事業停止処分を受けた。それに伴い、フルキャストは同日に日雇い派遣事業からの撤退を表明した。
フルキャストは労働者派遣法が禁じている建設・警備業へ労働者を派遣し、昨年3月に事業改善命令を受けたが、その期間中も港湾作業に労働者を派遣していた事が発覚。昨年8月に、支店ごとに1~2ヶ月の事業停止処分を受けた。しかしこの期間中も労働者派遣を続けていたことが分かり、再び3日に厚生労働省から事業停止処分を受けることとなった。
この処分を受け、フルキャストは同日に日雇い派遣事業からの撤退を表明した。派遣業界の最大手であったグッドウィルに次ぐ撤退となる。来年9月までに撤退を完了する予定だという。
この撤退は、厚生労働省が日雇い派遣の原則禁止に向けて取り組んでいる法改正への追い風となってしまった。これにより影響を受けるのは労働者だ。フルキャストでは、長期派遣への切り替えや雇用者の紹介を行うというが、話はそう簡単ではないだろう。
