少し前の話題となるが、総合人材サービスのフジスタッフが、労働者派遣法の理解と一層の遵守のために「労働者派遣活用におけるコンプライアンス」を内容としたCD-ROMを作成し、派遣先企業に配布するとのこと。
派遣労働者の労災が増えているという内容の記事を読んだ。2007年に労災被害にあった派遣労働者の数は、2004年の9倍にもなるという話だ。
フジスタッフでは、派遣スタッフを受け入れる上でのトラブルを未然に防ぐことを目的として、8月に東京国際フォーラムで派遣先企業の担当者のための「派遣法セミナー」を実施。セミナーが好評であり、同様のセミナーの開催を望む声が数多くあったことを受け、「派遣法セミナー」の内容を編集してCD-ROMにして、全国の派遣先企業に配布することを決めたという。このような形で、派遣スタッフの労働環境改善に向けて無料で配布するというのは、人材派遣業界以外でもあまり聞いたことがない。
CD-ROMの収録内容は労働者派遣法の解釈、セクハラと使用者責任、妊娠・出産に関する取扱い、過重労働と労働時間管理など、いずれも興味深い内容。実際に起こったトラブル事例も紹介しているという。これによって、少しでも派遣スタッフの待遇改善につながればと願う。
